あんな場所、こんな人

【日向市塩見地区】《2》
６次産業化取り組む
『マンゴー農家』

マンゴーのおいしさをたくさんの人に知ってもらいたいー。
小原地区のマンゴー農家山本孝志さん(37)は44㌃のハウスで生産に励む傍ら、加工や販売を手掛ける６次産業化にも取り組んでいる。

中学時代にデパートで高値販売されるマンゴーを見て生産を決意。門川農業校(現門川高)、県立農業大学校を卒業後に21歳で就農した。

着実に栽培面積を増やす中「出荷時期以外もマンゴーを味わってほしい」と一念発起。昨年５月に市内の農家３人と商品開発グループを発足させた。

商品第１弾は原料を厳選して製造したマンゴージェラート。高級素材の良さを生かした滑らかな口当たりが消費者に好評という。

現在は高千穂町の菓子店と連携し、チ－ズまんじゅうを開発中。２年前からJA日向のマンゴー部会長も務めており「生産者が少しでも有利に販売できるシステムをつくりたい」と意欲を見せている。

ー続くー。