宮崎市・道の駅「フェニックス」でで
会社の福利厚生制度を利用し、妻、娘と3人で1泊2日の観光旅行に来ました。娘がプロ野球・ソフトバンクのファンで、キャンプを見によく訪れますが、ゆっくり観光するのは初めてです。
初日は宮崎市の青島や堀切峠に。海とフェニックスが並ぶ日南海岸の風景は、とても落ち着きました。素晴らしい資源があるので「観光宮崎」復活へ頑張ってほしいです。これから日南市の鵜戸神宮を参拝します。2日目は綾町の「蔵元綾 酒泉の杜」でワインも試飲してみたいです。
東九州自動車道を利用して来ましたが、途中サ-ビスエリアがほとんどないのが気になりました。高速道路を降りなくても宮崎の食が食べられる場があった方が良いと思いました。
(大分市・会社員 岡下 欣司さん)
自慢の土産物
【これがし】
(都城市・前田菓子舗)
《メモ》
黒、赤とも1枚250円。かるかん(270円)、花びらの形の花まんじゅう(8個入り360円)なども扱う。
営業時間は午前8時~午後6時。年中無休。電話0986 (22) 0799。
都城市や鹿児島県で親しまれる昔ながらの銘菓。都城市上町の前田菓子舗は130年余り、参拝客らに郷土の味を提供している。
これがしは「高麗菓子」と書き「こうらいがし」が「これがし」になったといわれている。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、島津氏に伴い薩摩に渡来した朝鮮の陶工たちが故郷を思い作り始めた、というから400年以上の歴史があることになる。
前田菓子舗では3代目の前田勝光さん(77)と妻のリエ子さん( 77)、次男で4代目の真也さん(49) の家族で菓子を作る。
これがしは米粉とあん、砂糖などを混ぜて蒸し、板状に成型して仕上げる。「黒」 と「 赤」の2種類あり、赤は白あんを使用。
小豆は北海道産、米粉はこれがし専用を使う。「季節によって気温や湿度は変わり、それに合わせ水の量や米粉などを変える」と真也さん。
甘味は少なく、あんが生み出すもちもちした食感が特徴。かつては盆や法事に欠かせない菓子だったといい、
真也さんは 「黒と赤は、 煎り粉餅(いりこもち)、ようかん、かるかんが入った『五切( いつきれ)』が定番だった。店がお寺に近く、今も買い求める人は少なくない」と話す。
宮崎県外の都城出身者から「お中元やお歳暮に贈るから送って」 と注文も。真也さんは「懐かしい味でもあり、若い人にもぜひ食べてほしい」と話している。
宮崎市役所で
熊本県荒尾市の観光PRに来ました。春休み中、遊園地「グリーンランド」では、ドラゴンボールの世界を体感できるコ-ナ-や人気の戦隊ヒ-ロ-ショ-など、イベントが盛りだくさん。ぜひこの機会に家族や友達同士で来てください。
宮崎では、どこに行っても店員さんの愛想がとても良かったのが印象的でした。「どこから来たの?」と気軽に話し掛けてきてくれたこともあり、楽しく食事ができました。見知らぬ土地に来たというだけで、観光客は少し不安なもの。
一声かけるだけで、安心して旅行できるようになります。私たちも見習わなくてはいけないですね。
宮崎で有名な焼酎は芋がメインと思っていましたが、麦やソバなどもあり、驚きました。PRすればもっと人気が出ると思います。
(熊本県荒尾市・同市観光協会事務局長 江口 雅臣さん)
都城市立美術館で
韓国・漢陽大客員教授で、東アジアの居住環境を比較研究しています。ソウル歴史博物館の依頼で20世紀前半の朝鮮を描いたスケッチなどの資料集めに飛び回っており、今回訪れた都城市立美術館には貴重な資料が数多く残っていてうれしくなりました。
研究、教育活動だけでなく設計の仕事もしているため、都城市の県木材利用技術センターには2度来ています。木材資源が乏しく輸入に頼る韓国でも近年、木材住宅が注目されています。質の高い宮崎の木材でいい建築物を造り、PRできればと考えています。
韓国では赤身の刺し身が食べられないので、こちらでカツオやマグロを食べたいです。足の悪い友人と一緒に来たのですが、ホテルの玄関がバリアフリー化されていなかったのは残念でした。
(韓国ソウル市・大学客員教授 富井 正憲さん)
延岡市・岡田花店で
香港・九龍で花の卸小売りをする会社に勤めています。3年前から宮崎県産のスィ-トピ-を輸入販売しており、今回、産地視察で念願の来県がかないました。
農場では、生産者の説明を聞きながらラナンキュラスやダリアなど見せていただきました。どれも品質が素晴らしく、整然とした現場には生産者の人柄が表れている気がします。
憧れだった日本の伝統文化の生け花も体験。香港ではめったにできないことなので、本場でできてうれしかったです
美しさもさることながら、華道には日本人の細やかな考え方が込められていると感じました。
日本のいろいろな産地の花を扱っていますが、宮崎県産は花持ちが良く、評価が高いです。これからも積極的に取引したいですね。
(香港・会社員 粱 嘉兒さん)
綾町・綾川荘で
鹿児島県内の武家屋敷を残すため、有志でつくる「知覧茅葦技術保存会」で30年ほど活動しています。
今回は綾町・綾川壮の古民家のかやぶき屋根ふき替えで、8人と約1カ月間滞在中です。
県外出張は初めて。地元にカヤを育てる専用の山を持っており、刈り取った30㌢ほどの束約1500個を、宮崎までトラックで運ぶ作業は大変でした。
古民家は、風情ある建物に加え、いろりなど人が集える場所があることが魅力だと思います。ただ、全国でもふき替え作業のできる人材は減っており、保存会も新たな会員探しに力を入れているところです。
作業続きで観光はできませんが、宿の食事で出る日向夏ミカンがお気に入り。建物は3月中に完成するので、ぜひ見に来てほしいですね。
(鹿児島県南九州市・大工 馬場 英喜さん)