日南市・鵜戸神宮
「亀石」しめ縄張り替え」
日南市宮浦の鵜戸神宮(本部雅裕宮司)で27日、1年の汚れを取り除く煤(すす)払祭が執り行われ、運玉で有名な「亀石」のしめ縄が張り替えられた。
張り替えは同神宮職員2人によって行われた。職員は、参拝者に見守られながら、本殿前から岩場を伝った幅7・7㍍の亀石に下りると、古い縄を取り除き、運玉を投げ込むくぼみに沿って直径2・3㍍の真新しいしめ縄を張り直した。
また、参道入り口付近にある楼門には、仲むつまじい鶏の親子の絵と、飾らない心と正しく素直な言葉を大切にしてほしいという願いを込め「浄(きよ)き明き心 正しき直(なお)き言」
と揮毫(きごう)された絵馬(縦1・2㍍、横1・8㍍)が掲げられた。
新しいしめ縄と絵馬を前にして、本部宮司は「今年は自然災害が多い年だった。新年は穏やかな年になるよう願っている」と話していた。
同神宮によると、正月三が日の参拝者は、例年と同じ約15万人を見込んでいる。