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▲今日は何しに宮崎へ!▲

宮崎県内に観光や仕事、キャンプなどで来られた方々に素直な感想を 聞いています 。【宮崎】に来られる方が参考になればうれしいです。。不定期で県内各地のことも紹介します。

都農ワイナリー開業20周年(3)

【応援団】
住民が植栽や野菜を直売

ワイナリーの麓に位置する藤見地区の農家らでつくる「藤見地場産の会」(三輪篤志会長)は毎年秋、新酒発売に合わせて開催するイベント「ハ-ベストフェスティバル」の前にワイナリー周辺を整備する。

8日には花の苗の植え付けを行った。三輪会長(72)は「ワイナリーは自分たちにとっては庭みたいなもの。訪れる人が『来て良かった』と思ってくれたら最高にうれしい」と願いを込める。


都農ワインが開業した20年前から活動を続ける同会。5月には会員が作った野菜の直売を行うなど、盛り上げに一役買っている。発足のきっかけは、開業当初の爆発的な人気が関係する。

同会の初代会長、三輪和久さん(65)は「多くの客が来るのに売り物はワインだけ。しかも売り切れると、手ぶらで帰る客もいて、自分たちが都農ワインを盛り上げたかった」と振り返る。


都農ワインは初年度の完売に続き、2年目も約9万本がすぐに売り切れ。ワイナリーまでの道路は、慢性的に渋滞が発生したという。
あるときは、会員がワインボトルのラベル貼りを手伝ったことも。

好調な売れ行きにスタッフだけでは準備が間に合わず、急きょ仕事が回ってきた。2代目会長の瀬川全正(まさのぶ)さん(82)は「昼のイベントで野菜を売った後で作業は夜中の2時まで。応援しようという気持ちが強くて一生懸命だった」と懐かしんだ。


今年、本格焼酎の出荷量と売上高で日本一になった宮崎県。 中でも都農町は「酒好きが特に多い」といわれる。そんな焼酎王国でワインは本当に通用するのかー と当時は半信半疑の町民も多かった。三輪会長は「ワインを知らない人が多いんだから、賛否は当然あった」と明かす。

ワイナリー構想は町を二分し、論争は激しさを増した。それでも「キャンベル・ア-リ-を飲んだら、その甘さにほれてしまう。一瞬で都農ワインの応援団になった人は多い」と三輪会長。


宮崎市で火が付いた都農ワインの人気は少しずつ地元にも波及し、次第に焼酎党をとりこにしていった。

今年も16日にハ-ベストフェスティバルが開催される。同会の三輪公子さん(68)は「20年間、毎年秋はドキドキとワクワクが入り交じる。わが子の誕生を心待ちにしているよう」と声を弾ませた。

ー続くー。