▲今日は何しに宮崎へ!▲

宮崎県内に観光や仕事、キャンプなどで来られた方々に素直な感想を 聞いています 。【宮崎】に来られる方が参考になればうれしいです。。不定期で県内各地のことも紹介します。

昆虫タッチ、好奇心刺激

『宮崎カルチャー夏旅6』
生き物GO

この夏、宮崎市内各地で国内外の様々な生物に出合えるスポットがあると知った。何事も好奇心、新しい世界に足を踏み入れたくなった。スマートフォン向けゲ-ム「ポケモンGO(ゴ―)」が世間で話題となる中、「生き物(いきもん)GO」の旅に出た。
「タイムスケジュール」
1日目
★9:15 宮日新聞社出発
★9:30 大淀川学習館
★13:30 県総合博物館
2日目
10:30 宮日新聞社出発
11:00 ブルーブルーカフェ
【メモ】
大淀川学習館は9~16時半。入場無料。
▽県総合博物館は9~17時。特別展700円(小中高生300円)、未就学児無料。
▽ブルーブルーカフェは11時~17時。ミニ動物園は入場料300円。3歳~小学生100円。3歳未満無料。

●夏の主役にタッチ
まずは男の子に人気の《夏の主役》カブトムシなら触れるだろうと、「カブトムシ・クワガタムシ展」(31日まで)が開かれている同市下北方町の大淀川学習館へ。

同館職員の日高謙次さん(37)によると、大淀川流域のカブトムシやコクワガタミヤマクワガタのほか、中南米に多い世界最大のカブトムシ・ヘラクレスオオカブトなど国内外の16種を展示。「見て触って採集方法や育て方に興味を持ってほしい」と日高さん。

得意げな顔で、カブトムシを持っていた池田雅來ちゃん(4)=宮崎市=に「小さな角をつかむといいよ」と教わり挑戦。恐る恐る触れた漆黒のボディ-は予想以上に硬く、地面をつかむ足の力が強い。小さいながらもこのたくましさ。子どもたちを引き付ける魅力を少しだけ肌で感じた。

新たな好奇心を刺激され、次に訪れたのは《上級編》の特別展「ワクワク!ふしぎ生物ワンダーワ-ルド」(県総合博物館)。
生命誕生の40億年前から現在までに地球上にすんでいた、もしくは今も生きている不思議な動植物の生体、剥製、模型など計約350点を展示している(9月4日まで)。
会場の水槽には約2億年前から同じ少し姿で「生きた化石」と呼ばれる全長5~13㌢の白いアメリカカブトガニが、元気よく足を動かしている。その生命力は「1~2年の絶食に耐えられる」ほど強い。
熱帯雨林の奥地で咲く世界最大の花「ラフレシア」の模型そばには、怪しげな液体入りの瓶が入った小箱が。ふたを開けると残飯を放置したような強烈な腐敗臭にもん絶。調香師がインドネシアスマトラ島で採集した臭いを再現しており、《一嗅ぎ》の価値あり。来場者が近づいては悲鳴と歓声が上がった。

●心もお腹も満たされ
朝から夕方までいろんな生き物と出合い満足。だが最近夏バテ気味で癒しも欲しい---。そう思っていたときに「動物と触れ合えるカフェがある」との新情報。日をあらためて、宮日新聞社から車で30分ほどの同市内海の「ブルーブルーカフェ」に向かった。

自然豊かな敷地内には、リャマやイグアナ、ゾウガメ、カメレオンなどがいるミニ動物園や、ドッグランがある。
早速片手に載る小柄なアナホリフクロウを、触らせてもらった。小さくても猛きん類の風格が漂うが、丸い目が愛らしい。

ウサギやモルモットへの餌やり体験でも、食欲旺盛な姿に癒された。日向灘を一望できるカフェでは、ハンバ-グや食べ放題の焼きたてパンなどを味わい、お腹も心も大満足。
これまで縁遠かった生き物たちとの触れ合いは想像以上に楽しく、身近にこれだけの種類と出合える場所があることにも驚かされた。
真夏の太陽にも負けないエネルギーを補給してもらった。

ーシリーズ続くー・