川南湿原開園 - ▲今日は何しに宮崎へ！▲

󾀼折々の自然楽しんで

国内でも有数の希少動植物の生息地として知られる川南町の川南湿原は今年も４月１５日開園した。

園内の植物群は国の天然記念物に指定され、１１月末まで四季折々の自然を楽しむことができる。

約３・３㌶の湿原には約３００分類群の植物が自生し、１９７４(昭和４９)年に国指定を受けた。
豊富な湧き水もあり、６~９月にはハッチョウトンボなど珍しいトンボが飛び交う。

今秋は同湿原の固有種のヒュウガホシクサの一般公開を予定。
小型の１年草で、国内では同湿原だけに自生していた。昨年、川南湿原を守る会会長(河野康哉さん)が５０年ぶりに、発見したという。
現在は、ヘビノボラズやハルリンドウなど春の花が咲き誇る。

同会の松浦勝次郎事務局長は「湿原は毎日違う姿を見せてくれる。多くの人に足を運んでもらい、自然環境を勉強する場として活用してほしい」と呼び掛けている。
入園無料。開園は午前９時~午後５時。
月曜は休園。
同町教育課文化スポーツ係
電話０９８３ (２７) ８０２０。